【2026年8月最新】運用型広告代理店おすすめ15社|AIに最も推薦されている会社を独自調査

【2026年8月最新】運用型広告代理店おすすめ15社|AIに最も推薦されている会社を独自調査

 「リスティング広告 代理店 おすすめ」の検索上位10記事は、14選・16選・18選・25社・30選……と会社を並べています。しかし、AIが実際に名前を挙げて推薦しているのは、そのうち15社だけです。 

運用型広告代理店の業界に絞り、4つのAI(Google AI Overview / ChatGPT / Claude / Perplexity)に5つの質問を毎週各3回、2026年7月の1か月で計300回投げて集計しました。さらにAIが挙げた代理店71社の被リンク元ページ37,873本を実際に調査・観測しています。

その観測結果として、AIの推薦は上位15社に集中していることが分かりました(集計した社名の延べ言及回数の約92%をこの15社が占める形)。最も推薦されたアナグラムでも、登場するのは観測の52.7%(およそ2回に1回)の言及であり、TOP15の最下位・アイレップになると、18回に1回しか登場しない傾向でした。

さらに、Google広告の最上位認定「Premier Partner」としてGoogleの公式名簿に載っている89社だったとしても、67社(75%)は、7月の調査では一度もAIに名前を呼ばれていません。認定を持っていても、AIの推薦候補には入っていない、というのが当社の観測結果です。

目次

なぜ「おすすめ記事」をそのまま信じられないのか

「広告をお願いするなら、結局どこの代理店がいいんだろう」

中小企業の経営者やマーケ担当の方から、当社が最も多く受ける質問の1つです。最近はこの問いを、検索やChatGPT、GoogleのAI Overviewにそのまま投げる方が増えています。 ただ、「広告代理店 おすすめ」で出てくる比較記事を読むとき、1つ知っておいてほしいことがあります。それは、おすすめX選系のページの多くは、実態では中立ではないということです。

  • 代理店が自社で書いている記事は、当然ながら自社を1位に置きます。自社に不利な比較は書けません。
  • 掲載課金・送客型の比較メディアは、掲載している代理店が「お客様」である場合があります。「ここは避けた方がいい」とは構造上書けません。
  • 広告プラットフォームの公式記事は、特定の代理店名の優劣をそもそも出しません。

では、利害のない第三者が見たら、AIは実際にどの代理店を推薦しているでしょうか?

当社では、それらの環境を把握しているからこそ、公平に計測しました。本記事では、主要4つのAIチャネルを2026年7月の1か月間・計300回観測した独自データで、「AIに本当に推薦されている運用型広告代理店」を開示しています。

この記事の結論

  • 最も推薦されたアナグラムでも、登場するのは観測の52.7%(およそ2回に1回)であり、聞くたびに回答が変わります。
  • Google広告の最上位認定「Premier Partner」として名を連ねていてもAIに推薦されるわけではないが、選定する際の指標には参考になる。
  • 「どのAIに聞くか」で推薦される代理店は大きく変わります。オプトはChatGPTでは上位常連なのにClaudeでは7月を通して0回、逆にグラッドキューブやオーリーズはClaudeが主戦場でChatGPTでは0回でした。1つのAIの回答だけで決めると、有力候補が丸ごと視界から抜け落ちます。
  • AIの推薦順位は週単位で動くため複数回の調査を行うほうが良い。
  • SEOで上位=AIに推薦される、ではありません。Google検索1位の代理店がAIではほぼ言及されない例もあります。

観測対象とスコープに関して

本記事は、AIから「運用型広告代理店の候補」として実際に推薦されている会社を可視化したレポートです。

ところどころで頻出する「引用」と「言及」という用語の定義についても、上記の選び方記事内で詳しく定義しています。当社では、AI回答の本文中で会社名やサービス名が登場することを「言及(Mention)」、AI回答の出典URLとして自社ドメインがリンクされることを「引用(Citation)」と区別しています。

本記事ではこの定義を前提に話を進めます。そのうえで、本記事の観察結果がどこまでの範囲を語っているのか、先に明確にしておきます。

  • 観測対象:日本の運用型広告代理店業界 × 業者選定系のキーワード5語 × 4チャネル × 複数回実行の質問結果と統計。
  • 観測されたデータの性質:「運用型広告の業者を探す」という特定の文脈で、AIが何と答えるかに絞った話です。「LLMOとは」のような情報収集型の検索意図は対象に含めていません。そのため、限られたプロントおよび条件内における推移のみとなっております。
  • 業界差を含まない:他業界(地域ビジネス、ToC EC、ToB SaaS、医療・士業など)では、AI推薦の経路は本記事と全く違う可能性があります。例えば、地域ビジネスでは、独自調査や全国紙的なPR露出ではなく、口コミや地域メディアの方が効くと当社は見ています。本記事の構造分析が、そのまま他業界に当てはまるとは限りません。
  • 時点性:AIモデル・学習データ・SERPは継続的に変わります。本記事のデータは観測時点のスナップショットであり、今後の更新でTOPの顔ぶれや構造が変動する可能性があります。LLMO対策という概念やサービスそのものがまだ黎明期であり、市場の流動性は高い前提で読んでください。
  • AI回答の目視チェック:累計500回以上。
  • 被リンク調査URL数:3万URL以上(URL内のテキスト分析込み)。
  • 観測対象期間:2026年6月〜継続中(月次更新)。

観測対象のキーワード

今回の観測では、以下の5つのキーワードを使用しました。いずれも「運用型広告(リスティング広告)の運用を任せる代理店を探す」という業者選定の検索意図を持つキーワードです。

  • リスティング広告 代理店 おすすめ
  • リスティング広告 運用代行 比較
  • リスティング広告 代理店 比較
  • 運用型広告 代理店 おすすめ
  • リスティング広告 会社 比較

特定のAI企業に依存しない計測手法で、第三者の検証も可能な再現性のある観測を目指しています。

広告代理店への発注を検討しているユーザーが入力する質問(プロンプト)は、「広告代理店 比較」のような従来の単一キーワードではなく、より具体的な質問(プロンプト)になる未来が訪れることを当社では想定しています。例えば下記のような入力文です。

「広告運用を任せられる代理店の選定をしている。我々は〇〇業界でtest.comというサイトを運営しており、月間100万円の出稿費用の予算があるのですが、効率よく運用代行してくれる会社を探しています。近しい業界で実績のある会社を教えて。」

ただし、具体的な質問(プロンプト)は、入力者の背景や状況によって異なり画一で存在することは稀であるため、この調査では、SEO側でも計測できる「従来のキーワードの組み合わせ」を入力キーワードとしています。

AIに最も推薦されている運用型広告代理店TOP15(独自調査)

AIに最も推薦されている運用型広告代理店TOP15

主要4つのAIに「運用型広告の代理店」について5つの質問を、2026年6月の5週をスタート月として、毎週各3回ずつ投げ、回答本文に登場した代理店名を集計しました。下表は7月の平均言及率です。

会社AI言及率(7月平均)予算帯の目安特に強いチャネル
アナグラム52.7%少額〜中小Claude・AI Overview・Perplexity
サイバーエージェント47.0%大手・大規模4チャネルに満遍なく
ジオコード38.0%中堅Claude・AI Overview・Perplexity
オプト33.7%大手寄り4チャネルに満遍なく
PLAN-B30.7%少額〜中堅Claude・AI Overview・Perplexity
キーワードマーケティング27.3%少額〜中小AI Overview・Perplexity・Claude
メディックス25.3%中堅(BtoB/EC)Claude・AI Overview
セプテーニ24.7%中堅〜大手ChatGPT
グラッドキューブ22.3%中堅Claude・Perplexity
カルテットコミュニケーションズ17.7%少額(定額)AI Overview・Perplexity
Hakuhodo DY ONE10.0%大手AI Overview・Perplexity(ChatGPT・Claudeは0)
オーリーズ9.7%中小〜中堅Claude・Perplexity(ChatGPTは0)
電通デジタル8.7%大手ChatGPT・AI Overview
シード8.0%Claude・Perplexity(AI Overviewは0)
アイレップ7.0%大手Perplexity・ChatGPT(Claudeは0)
言及率=各週60回答のうち回答本文に社名が登場した割合を、2026年7月の5週で平均した値。リンクとしての「引用」ではなく、文章中の「言及」を数えています。「特に強いチャネル」はチャネル別言及数の20%以上(最大3つ)。
上位13社は5週すべてで登場し、延べ言及の86.2%を占めます。13位(8.7%)と14位(8.0%)の間に0.7ptの段差があり、ここが実際の切れ目です。15という掲載社数はデータ上の境目ではありません。

リンクとして「引用」されたかではなく、文章中で「言及」されたかを数えています。

運用型広告代理店の各ブランドがAIに言及されている推移(独自調査)

各社を「AIにどれだけ推薦されているか」と「予算帯・強いチャネル」で横並びにしました。第三者の実測データを比較表に持ち込んでいるのは、当社の独自調査だからこそです。

凡例をタップ/クリックで、その社を赤く強調+社名表示(もう一度で解除)。順位は上が1位(上ほど良い)。データ:ワクドリ独自観測。

直近6週間における各社の言及率推移(運用型広告代理店)

会社7/107/177/247/318/78/14
アナグラム60.0%46.7%50.0%58.3%48.3%58.3%
オプト20.0%23.3%43.3%48.3%38.3%56.7%
サイバーエージェント53.3%51.7%38.3%36.7%36.7%38.3%
ジオコード28.3%35.0%45.0%40.0%36.7%38.3%
メディックス25.0%26.7%31.7%31.7%28.3%35.0%
PLAN-B30.0%20.0%35.0%38.3%25.0%33.3%
セプテーニ26.7%20.0%30.0%20.0%23.3%26.7%
キーワードマーケティング28.3%31.7%25.0%28.3%15.0%23.3%
カルテットコミュニケーションズ11.7%21.7%13.3%18.3%5.0%21.7%
電通デジタル13.3%8.3%5.0%8.3%13.3%16.7%
15〜20%13.3%
グラッドキューブ26.7%33.3%21.7%11.7%10.0%10.0%
オーリーズ6.7%10.0%6.7%13.3%6.7%10.0%
フルスピード5.0%5.0%3.3%3.3%3.3%8.3%
ASUE3.3%5.0%3.3%3.3%6.7%6.7%
数値は各観測回の言及率(言及回数 ÷ 試行回数)。順位(行の並び)は最新観測時点の言及率順。データ:ワクドリ独自観測。

公式サイトが「引用される」ことと、本文で「言及される」ことは別

AIの回答で企業が目立つ経路は、2つあります。

  • 本文内の社名言及:AI回答の本文テキストに「〇〇社」「〇〇株式会社」と書かれる
  • 公式サイト引用:AI回答の出典URLとして、自社の公式ドメインが直接リンクされる

当社はこのうち「本文で社名が挙がること」を目標に置いています(引用は手段の1つで、目的ではありません)。7月の300回答でこの2つを突き合わせたところ、ほとんど連動していませんでした(相関 r=0.25)。自社サイトが引用されることはあっても、それが本文での社名言及に比例するわけではありません。

「公式サイト引用 ÷ 本文内の社名言及」の比率で分類すると「4タイプ」に分かれる

タイプ定義(公式サイト引用 ÷ 本文内の社名言及)社数
メディア化型1.0以上(自社サイトが社名言及と同等以上に引用される)3社
バランス型0.5〜1.00社
言及優位型0〜0.5(社名は本文で出るが、自社サイト引用は薄く、第三者メディア経由が中心)3社
メディア露出依存型公式サイト引用=0(本文で社名は出るが、自社ドメインは1度も引用元にならない)7社
  • 最も言及されたサイバーエージェントは、言及171回に対して公式サイトの引用が1回だけでした。名前は繰り返し挙がるのに、AIは同社のサイトを根拠にしていません。
  • 逆にジオコードは自社サイトが150回引用され(引用元ドメイン2位)、言及114回を上回りました。自社メディアがAIの参照先になっているタイプです。
  • 公式ドメインが一度も引用元にならなかった「メディア露出依存型」が13社中7社(54%)。第三者メディア(比較記事・業界メディア・PR記事)への掲載だけで推薦を得ている状態で、そのメディアの扱いが変われば推薦の安定性もそれに引きずられます。

キーワードとAIを変えるだけで、返ってくる代理店の数は最大35倍違う

キーワードとAIを変えるだけで、返ってくる代理店の数は最大35倍違う

同じ「リスティング広告の代理店を探す」という意図でも、どの言い方でどのAIに聞くかで、1回の回答に登場する社数は大きく変わりました。

キーワードAI OverviewChatGPTClaudePerplexity最大÷最小
リスティング広告 代理店 おすすめ4.0社3.3社5.9社6.6社2.0倍
リスティング広告 代理店 比較5.0社2.9社4.0社1.2社4.2倍
リスティング広告 会社 比較4.0社3.0社4.3社4.6社1.5倍
リスティング広告 運用代行 比較4.1社1.7社0.2社1.1社20.7倍
運用型広告 代理店 おすすめ7.0社3.1社5.1社6.1社2.2倍
チャネル平均4.8社2.8社3.9社3.9社1.7倍
  • 最も多いのはAI Overview×「運用型広告 代理店 おすすめ」で1回に7.0社。最も少ないのはClaude×「リスティング広告 運用代行 比較」で0.2社。同じ業界の同じ目的の質問なのに、35倍の差がつきました。
  • チャネル平均では AI Overview(4.8社)が最も多く名前を挙げ、ChatGPT(2.8社)が最も候補を絞ります。ChatGPTだけで探すと、選択肢が3社前後しか目に入りません。
  • Claudeは「運用代行 比較」だとほぼ社名を出しません(15回答で平均0.2社)。同じClaudeでも聞き方を「代理店 おすすめ」に変えると5.9社に増えます。言い方ひとつで答えが消えるということです。
    • 2026年7月末時点の観測

つまり、あるAIに1つの言い方で聞いた結果は、その業界の全体像ではありません。
代理店を探す側は言い方を複数試す必要があり、代理店側から見れば、露出できる機会そのものがチャネルと言い回しで数倍変わるのでチャンスがあります。

SEOで上位=AIに推薦される、ではない

AIは「Google検索で上位のサイト」ではなく、「比較メディアで繰り返し名前が挙がる社」を学習して推薦している可能性が高い、というのが当社の見立てです。

  • AI言及1位のサイバーエージェント、2位のアナグラムは、自社サイトがGoogle通常検索の上位に一度も出てきません。それでもAIは繰り返し名前を挙げます。
  • 逆に、Google検索1位のオーリーズは、AI Overviewでは7月を通して平均1.8回/15回しか言及されませんでした。検索上位のデジタルアイデンティティ、D2C Rも、AI言及は月平均3〜4%どまりです。

「どのAIで探すか」で顔ぶれが変わる!チャネル依存のリスク

各社がどのAIで言及されたかを見ると、はっきりと得意・不得意が分かれます。

  • 4チャネルすべてでバランスよく言及される(どのAIで探しても出てくる):
    • サイバーエージェントが代表格。アナグラム・PLAN-Bも4チャネルに顔を出しますが、ChatGPTでの言及はやや薄めです。
  • 特定の1チャネルにほぼ依存(そのAIを使う人にしか見えない):
    • Hakuhodo DY ONE(実質Perplexityのみ)、ASUE(ほぼPerplexity)。
  • 有力社でも「空白のチャネル」がある:
    • オプト・カルテットコミュニケーションズはClaudeで7月通して0回。オーリーズ・メディックス・ソウルドアウトはChatGPTで0回。ソウルドアウトはPerplexityでも0回でした。

「自分が普段使うAI」が変われば、目に入る代理店も変わります。1つのAIだけで判断せず、複数のAIで横断的に確認してください。

「広告会社 どこがいい?」と漠然と聞くと、なぜAIの答えがズレるのか?

AIに漠然としたプロンプト(質問)を投げると、実は欲しい情報に辿り着くことができず、見当違いな代理店をAIが提案してくる可能性が高くなります。大きく分けて2つの理由があります。

  • 大手に寄る:
    • 「広告代理店」という広い語は、AIの学習データ上、大手総合代理店と強く結びつきます。予算が合わない候補が上位に出やすくなります。
  • 手法が混ざる:
    • リスティング広告とSNS広告では得意な代理店が異なります。「広告」とだけ聞くと両者が混在し、比較の軸がぼやけます。

最短の解決策は、質問に「広告費は月◯万円」「業界は◯◯」「リスティングかSNSか」を添えることがポイントであり、それらを含めずに伝えると「王道で無難な代理店」を提案されがちです。

予算と目的から「見るべき代理店」を引く早見表

AIの回答が各社をどの予算帯・目的で挙げているか?という視点と、一般的な立ち位置をもとに当社が独自に整理したものです。

あなたの状況まず候補にすべき代理店
月10万円前後・少額・初めて・アナグラム
・カルテットコミュニケーションズ
・キーワードマーケティング
月30〜100万円・中堅・効率重視・ジオコード
・グラッドキューブ
・オーリーズ
月100万円〜・大規模・マス広告連携・サイバーエージェント
・電通デジタル
・アイレップ
・オプト
BtoB・リード獲得が目的・メディックス
・アナグラム
・キーワードマーケティング
EC・通販が目的・アイレップ
・メディックス
・セプテーニ
地域密着・地方企業・ソウルドアウト
・ASUE

なお、最終的な費用や対応可否は各社への確認と問い合わせをして自社にあった代理店を選定してください。

失敗しない選び方チェックリスト(7項目)

運用型広告代理店を選ぶ際に、失敗しない基準となる項目を整理しました。

  1. 認定パートナーか:
    • Google Partner、Yahoo!/LINEヤフー セールスパートナー等の認定有無。
    • 認定パートナーでなくても素晴らしい代理店は存在しますが、一定の指標にはなり得ます。
  2. 広告アカウントを自社名義で保有できるか:
    • 代理店名義だと、解約時に運用データという資産を失うことがあります。
  3. 手数料体系と最低出稿額が明確か:
    • 料率型か固定型か、最低広告費はいくらか。
  4. レポート提出だけでなく改善提案までやるか:
    • 数字を送るだけの代理店と、次の打ち手を出す代理店では成果が変わります。
    • 打ち手に関しては、CPAの是非だけでなくPLまで見てくれるか?を聞いてみましょう。
  5. 運用者1人あたりの担当社数:
    • 多すぎると放置運用になりがちです。
    • ただし、出稿金額が高い(例:月額2,000万以上の出稿金額の)場合は複数人体制のほうが成果に繋がるケースもあります。
  6. 同業界・同規模の実績があるか:
    • 自社の業界での運用経験は初動の精度に直結します。
  7. LP・CV改善まで対応するか:
    • 広告で集めても着地ページが弱いと取りこぼします。
    • 管理画面のCPAだけを見ていても、実態となるPLにどれだけ影響があったかまで一気通貫になりません。多くの広告代理店の場合は、この視点が抜け落ちてるため契約前に確認しておきましょう。

よくある質問

このAI推薦の観測は、月や週でブレますか?

ブレます。本調査でも、月初に3位だったジオコード(55.0%)が月末には38.0%まで半減し、代わってアナグラムが上昇しました。各質問を毎週3回・5週にわたり試行し、7月平均の言及率で評価しています。

なぜAIによって推薦される会社が違うのですか?

モデルの学習データや回答設計が異なるためです。オプトがClaudeで7月通して0回、オーリーズがChatGPTで0回など、チャネルで顔ぶれが変わります。複数のAIで確認しましょう。

手数料の相場はどれくらいですか?

料率型なら広告費の20%前後(15〜25%)が一般的です。最低手数料や最低出稿額に注意してください。

各会社の認定パートナーなら、AIにも推薦されてますか?

一致しません。Google広告認定パートナー(Premier)の公式名簿に載る89社のうち67社(75%)は、7月の300回答で一度も名前が挙がりませんでした。認定は運用実績の要件であって、AIが参照する第三者メディアでの紹介量とは別物です。

まとめ

本記事では、AIが推薦する運用型広告代理店の構造を観測しました。整理すると以下です。

  • 検索上位のまとめ記事は14〜30社を並べるが、AIが毎週欠かさず推薦しているのは12社(延べ言及の86%)。13位以下は登場が4週に落ち、そこに段差がある結果。
  • 「おすすめ記事」の多くは中立ではない。当社は利害のない第三者として、2026年7月の1か月間、AIが実際に推薦している代理店を実測した。
  • 予算別の第一候補は、少額=アナグラム/カルテット/キーワードマーケティング、中堅=ジオコード/グラッドキューブ/オーリーズ、大手予算=サイバーエージェント/電通デジタル/アイレップ/オプト。
  • AIの推薦は「どのAIか」「いつか」で変わり、SEO順位とも一致しない。一度の検索結果で決めない。
  • AIに推薦されたいなら、引用元の約7割を占める比較メディアへの掲載が近道の可能性。

そして本質的なことを最後に一つだけお伝えすると、AIはユーザーが知りたい情報をかき集めて回答を組み立てています。だから企業側がやるべきは、「メディアに何回取り上げられたか」「被リンクが何本あるか」といった外形的な数字を追うことではなく、「自社の業界のユーザーは何を知りたがっているのか」、そして「AIがその問いに答えるとき、なぜ自社が引っ張られるべきだと判断されるのか」を逆算して、推薦される土台を設計することです。

ある業界では上場という第三者からの信用評価が土台になり、別の業界では業界メディアでの取材記事が土台になり、また別の業界では公的機関での監修や有識者の助言が土台になります。一律のベストプラクティスはありません。

当社のLLMO対策コンサルでは、施策の前に「自社業界においてAIが何を参照しているか」の観測から入ります。汎用的なベストプラクティスを当てはめるのではなく、業界特性に応じた経路設計が必要だと考えています。

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この記事を書いた人

勝浦 聖史のアバター 勝浦 聖史

大学卒業後、旅行・観光業界を経て東証スタンダード上場の株式会社ジオコードに入社。SEOディレクターとして累計1,200社以上のサイト解析・設計に携わる。その後、東証グロース上場の株式会社AViCにて、SEO・LLMO(AI検索最適化)・LINEマーケティングの技術責任者を歴任。独自ツールの開発による自動化で月間150時間の削減を実現し、部門の営業利益率を3%から27.1%へ改善し、事業に貢献。株式会社ワクドリを創業し、内部に入り込んで泥臭く「実行」まで伴走し共創するパートナーシップを掲げてプロジェクトに取り組んでいる。

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